一般の方はカイロプラクティックは歪みを治すとか骨の矯正だと思われています。これは間違いではないのですが、
多分本質をとらえていないと感じるのです。

本当の意味でズレるというのは、関節の位置がズレる、つまり脱臼です。しかし実を言うと背骨というのは姿勢不良
などでは位置がズレるなどないのです。

もし本当に背骨がズレていたら、背骨の中心に脊髄という中枢神経があり、その脊髄を圧迫したりするはずです。
そうなったら車イスの生活になり普通の日常生活は送れないでしょう。

もちろん大きな交通事故や高いところから落ちたときなどはそういった傷害になる可能性はあります。しかしそのよ
うな傷害は基本的には整形外科などの病院で適応する症状で、カイロプラクティック等の代替医療系の症状ではな
いです。

歪んでいる、ズレているというのは背骨の関節の位置がズレているのでなく、左右の肩の高さ、骨盤の高さが違う、
あるいは前傾姿勢、反り返りの腰などの姿勢の悪さで、筋肉の緊張度がアンバランスになり身体が傾いている状
態のことです。あえて言えばズレたように見えるという表現が正しいのです。

人間、同じ事を繰り返すとその状態を記憶してしまうから、デスクワークで背中が丸くなった姿勢で1日中仕事などをし
ているとその丸くなった姿勢が普通の状態だと覚えてこんで姿勢が悪くなります。

筋肉のアンバランスが生じると、筋肉が緊張して収縮した部位が所々に出来て、前屈後屈がしにくいあるいは左右ど
ちらかに回しにくいなど関節可動域に制限ができたり、疲労物質が溜まって痛みを感じたりします。

つまりカイロプラクティックの施術者が歪んでいるというのは、姿勢の悪さで筋肉のアンバランスを引き起こし、関節可
動域に制限があることだと思って下さい。

大抵の方は関節可動域に制限のある部位は数カ所以上でてきます。そして本来的に可動域に制限のある部位と、
身体が代償的にバランスをとって可動域に制限が出来た部位があります。代償的な歪みの部位は治療しても根本治
癒にはならないです。そして本来の歪みの部位が上部頚椎カイロプラクティックでは首の上側の部位なのです。

ここに適切な刺激が入ると、覚え込んだ悪い姿勢がリセットされ元の正しい姿勢に戻り筋肉のアンバランスも消えてき
ます。

カイロプラクティックの過程は筋肉を直接揉みほぐすのではなく、背骨に刺激を与え、その刺激が効果的だと、癖の付
いた悪い姿勢がリセットされ元の正しい姿勢に戻り筋肉のアンバランスも消えてくるといった流れです。

そしてどのような刺激がリセットにつながるかがノウハウであるのです。

姿勢が良くなると筋肉バランスが良くなり筋肉の凝りがなくなることだけでなく、自律神経が正常に働きます。つまり血
液・リンパ・脳脊髄液の流れが良くなり、内臓の働きも良くなります。内臓が正常になるとホルモン分泌が正常になり代
謝が良くなります。すると身体の内側からエネルギーが充電され元気になった感じがします。それらのことによって痛み
だけでなく大きな病気予防にもなり、副次的な効果として外見的にも若返りキレイに見えるということもあるかもしれません。